にのみやは今日もそよかぜ

二宮町のイベントに参加したこととNFLをメインに書いていきます。

スーパーボウルの展望

SBは50年ぶりのKCと、キャパニックがQBをしてたとき以来のSF(あのときの相手はレイルイスのBALで、停電で流れが変わった試合だった)の対戦となった。
オフェンスの爆発力のあるKCと、守備が強く総合的な安定感のあるSFである。

まずはKCオフェンスとSFディフェンスのマッチアップについて。
SFはKCのQBマホームズに自慢のDL陣がプレッシャーをかけらるかがポイントとなるだろう。ボーサやバックナーあたりがブリッツなしの4メンで、プレッシャーをかけられれば理想的である。そうなれば残りの7人で後ろを分厚く守れるのでマホームズが投げあぐねる場面も出てくるかもしれない。ただし、プレーが崩れても個人技で打開してしまうマホームズである。完全に封じ込めるのは至難の技だろう。ある程度の失点は覚悟しなければならない。

次にSFオフェンスとKCディフェンスについて。
KCのディフェンスはランクでは低い(喪失ヤードが多い)が、そこまで悪いディフェンスではないと思う。KCはオフェンスが強くディフェンスが点数を取られることをある程度許容できることと、大差で勝っている場面で、相手のキャッチアップオフェンスにヤードを稼がれることが多いためこのような数字になるだけである。要所で止められるかが肝心である。
CSではTENのヘンリーを止めていたととるか、走られたととるか議論が分かれるところだろう。前半は走られていたが2Q残り4分の場面では見事に止めて逆転のシリーズに繋げた。その後、3QのTENの最初のオフェンスシリーズも止めてモメンタムを離さなかった。私はヘンリーを要所で止めたと評価する。
SFはCSでRBモスタートが200ヤード走ったが、これをKCが止められるか、はたまた全く違うオフェンスを展開するか。ヘンリーに比べるとSFのRB陣はスピードもフィジカルも劣るが、だからと言って簡単に止まるかと言うとそうではないと思う。TEN戦ではギャップを詰めることで止めていたが、SFはオフェンスのブロッキングスキームとさまざまなプレイコールで走ってくるチームなので、そうそう簡単には止まらないだろう。展開次第ではギャンブル的なプレイコールで止めにいくことも必要になるかもしれない。

試合展開について。
SFは丁寧なランニングゲームで時間を使いながら、ゲームを作りたいところだ。ターンオーバーはあってはならない。
KCはプレーオフ2試合を見る限りスロースターターである。追いかける展開でもマホームズの一発のパスで試合の流れを変えてしまう力を持っている。
SFが終始リードしつつ、KCが追いかける展開で4Qを迎えるのが面白い。
逆にKCが先制して、SFがランを諦める展開になってしまうと、大差がつき一気につまらない試合になるかもしれない。
SFが勝つなら接戦で逃げ切る展開。一方、KCが勝つなら大差か、終盤の逆転勝ちを予想する。点数はハーフタイムで17-14でSF。最終的にKCの35-27でどうだろう。
いずれにしろいい試合を期待したい。